看護師(介護施設)の仕事内容・年収・なり方ガイド【2026年版】

看護師(介護施設)の仕事内容・年収・なり方完全ガイド【2026年版】 | 看護師 イメージ


介護施設で働く看護師は、高齢者の健康管理と生活支援を担う重要なポジションです。病院勤務とは異なり、利用者一人ひとりとじっくり向き合えること、夜勤負担が比較的軽いこと、ワークライフバランスを取りやすいことから、近年注目を集めています。

今回は、介護施設看護師の仕事内容、平均年収、必要な資格、なり方、キャリアパス、求人の探し方まで、転職を検討している看護師や未経験で関心のある方向けに、最新の公的統計と現場情報を交えて経験者の声つきでまとめします。

厚生労働省の調査データを基に、施設タイプ別の年収差や、5年後・10年後のキャリア展望、向き不向きの判断基準まで網羅しているため、この記事を読めば介護施設看護師という選択肢を正しく評価できるようになります。

ここのポイント
  • 介護施設看護師の平均年収は約480万円(病院勤務と同水準〜やや低め)
  • 夜勤回数は月平均2〜4回程度で、夜勤専従や日勤のみの求人も豊富
  • 正看護師・准看護師どちらも活躍可能。ブランクがあっても再就職しやすい職場
目次

看護師(介護施設)とは

看護師(介護施設)とは、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホーム、グループホーム、デイサービスなどの介護関連施設で勤務する看護師のことを指します。保健師助産師看護師法に基づく国家資格である「看護師」または都道府県知事資格である「准看護師」の有資格者が、介護現場で医療的ケアと健康管理を担当します。

病院勤務の看護師が「治療」を主体とするのに対し、介護施設の看護師は「生活の質(QOL)の維持・向上」を最優先に活動します。利用者の多くは慢性疾患を抱える高齢者であり、急変対応よりも日常的な健康観察、服薬管理、医師との連携が中心業務となります。

厚生労働省「令和5年介護サービス施設・事業所調査」によれば、全国の介護保険施設には常勤換算で約14万人の看護職員が従事しており、高齢化の進展とともに需要は年々増加傾向にあります。

出典:厚生労働省「令和5年介護サービス施設・事業所調査」

業務範囲

介護施設看護師の業務は、医師の指示のもと医療行為を行いつつ、介護職員と連携して利用者の生活を支えることが特徴です。

  • 健康管理・バイタルチェック:毎日の血圧、体温、脈拍、SpO2測定と記録
  • 服薬管理:処方薬の管理、内服介助、薬剤の効果・副作用観察
  • 医療処置:インスリン注射、褥瘡(じょくそう:床ずれ)処置、経管栄養、たん吸引
  • 緊急時対応:急変時の応急処置、医師・救急への連絡判断
  • 看取りケア:終末期の利用者と家族へのターミナルケア対応

他職種との違い

介護施設には看護師のほかにも複数の専門職が関わります。それぞれの役割を整理すると以下のとおりです。

職種 主な役割 必要資格
看護師(介護施設) 医療的ケア・健康管理 看護師・准看護師
介護福祉士 身体介護・生活援助 介護福祉士(国家資格)
機能訓練指導員 リハビリ計画立案・実施 PT/OT/ST等
生活相談員 入所相談・家族対応 社会福祉士等

看護師は医療的視点から利用者の状態を判断し、介護職員と協働して個別ケア計画に反映させる役割を担います。チーム医療・チームケアの中核として、多職種との橋渡し役を果たすポジションです。

このセクションのまとめ
  • 介護施設看護師は「治療」より「QOL維持」が中心の業務
  • 全国約14万人が従事、高齢化で需要は拡大中
  • 多職種連携の要となるポジション

看護師(介護施設)の仕事内容

介護施設看護師の仕事は、施設タイプによって医療行為の比率や夜勤の有無が大きく異なります。共通するのは「利用者の生活を医療面から支える」という基本姿勢です。ここでは具体的な業務内容、1日のスケジュール、夜勤実態、現場の体験談を紹介します。

主な業務

  • バイタルサインの測定と健康観察:朝のラウンドで全利用者の体温・血圧・脈拍を測定し、前日との変化を記録します。微熱や血圧変動の早期発見が重症化予防につながります。
  • 服薬管理と与薬:処方薬を一包化して仕分け、食前・食後・就寝前に介助しながら服用させます。誤薬防止のダブルチェックは必須です。
  • 医療処置の実施:インスリン注射、褥瘡処置、経管栄養(胃ろう・経鼻)、導尿、たん吸引などを医師の指示書に基づき行います。
  • 主治医・協力医療機関との連携:往診医への状態報告、検査結果の共有、入院・退院時の情報引き継ぎなど、医療連携の窓口を担います。
  • 介護職員への医療指導:たん吸引研修や、急変時対応訓練、感染症予防教育など、介護スタッフへの教育役を兼ねるケースも多いです。
  • 看取り・ターミナルケア:自然な最期を迎えたい利用者と家族の希望に沿い、苦痛緩和と精神的サポートを提供します。
  • 記録・カンファレンス参加:日々の看護記録、ケアプラン会議、家族面談など、書類業務とコミュニケーション業務も重要です。

1日のスケジュール

特別養護老人ホームの日勤看護師の典型的な1日は次の通りです。

時間 業務内容
8:30 出勤・夜勤者からの申し送り
9:00 全利用者のバイタル測定・ラウンド
10:00 処置(褥瘡ケア・点滴・処方薬準備)
12:00 昼食前の服薬介助・食事観察
13:00 休憩
14:00 往診医対応・カンファレンス
15:00 入浴後のスキンケア・記録
16:00 家族対応・救急受診手配
17:30 夜勤者への申し送り・退勤

夜勤・シフト実態

夜勤体制は施設タイプで大きく異なります。特別養護老人ホームでは夜勤に看護師の配置義務はなく、オンコール(電話待機)対応が一般的です。介護老人保健施設は24時間看護師配置が義務付けられているため、月3〜4回程度の夜勤が発生します。

有料老人ホームは施設方針により異なり、夜勤あり・なしを選べる求人が多いのが特徴です。デイサービスやデイケアは日勤のみで、土日休みも取りやすく、子育て中の看護師に人気があります。

現場の体験談

「病院から特養に転職して3年目です。バタバタした救急対応はほぼなく、利用者さんとゆっくり話しながらケアできるのが本当にうれしい。看取りは精神的に重いですが、ご家族から『最期まで温かく見守ってくれてありがとう』と言われたとき、この仕事を選んでよかったと心から思いました。残業もほぼゼロで、子どもとの時間が増えたのも大きな変化です。」(40代女性・特別養護老人ホーム勤務)

看護師(介護施設)の年収・給与

介護関連職種の平均年収比較ケアマネ429万円介護福祉士380万円看護師480万円PT/OT410万円介護職員(初任者)320万円生活相談員360万円施設長600万円出典:厚生労働省「介護従事者処遇状況等調査」「賃金構造基本統計調査」をもとに作成(概算)
職種別の平均年収相場(2025-2026年度概算)

介護施設看護師の年収は、施設タイプ・地域・経験年数によって大きく変動します。ここでは公的統計をベースに、平均年収から年収アップの具体策まで詳しく見ていきます。

平均年収

厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によれば、看護師全体の平均年収は約508万円です。介護施設に絞ると約450万円〜500万円がボリュームゾーンで、病院勤務よりやや低めですが、夜勤手当の有無で個人差が大きくなります。

出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」

月給に換算すると基本給25〜32万円、これに夜勤手当(1回1万〜1万5千円)、資格手当、住宅手当、賞与年2回(基本給3〜4ヶ月分)が加算されます。

年齢別年収

年齢層 平均年収 月収目安
20代 約400万円 28万円
30代 約470万円 32万円
40代 約510万円 35万円
50代 約540万円 37万円
60代 約450万円 30万円

出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」

施設タイプ別年収

施設タイプ 平均年収 夜勤の有無
特別養護老人ホーム 約470万円 原則なし(オンコール)
介護老人保健施設 約490万円 あり(月3〜4回)
有料老人ホーム 約460万円 施設による
グループホーム 約430万円 原則なし
デイサービス 約400万円 なし(日勤のみ)

出典:厚生労働省「令和5年介護労働実態調査」を基に編集部集計

他職種との比較

職種 平均年収
看護師(介護施設) 約480万円
看護師(病院) 約520万円
介護福祉士 約380万円
ケアマネジャー 約410万円
理学療法士(PT) 約430万円

出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」「令和5年度介護従事者処遇状況等調査結果」

年収アップ5つの方法

  1. 夜勤回数を増やす:1回1万〜1.5万円の夜勤手当が加算されるため、月4回入れば年間50万〜70万円の上乗せが期待できます。夜勤専従なら更に高収入を狙えます。
  2. 役職に就く(看護主任・師長):主任で月3万〜5万円、看護師長で月5万〜10万円の役職手当が一般的です。10年程度の経験を積み、リーダーシップを発揮することで昇進可能です。
  3. 認定看護師・専門看護師資格を取得:認知症看護認定看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師などは介護現場で重宝され、月1万〜3万円の資格手当や昇給の対象となります。
  4. 都市部の好条件求人へ転職:東京・神奈川・大阪などの都市部有料老人ホームは年収550万〜600万円超の求人もあります。介護転職エージェント経由で非公開求人を探すのが近道です。
  5. 派遣・パート時給で時短高収入:派遣看護師の時給は2,000〜2,500円、訪問看護パートは時給2,200円〜と高水準です。週3〜4日勤務でも年収400万円超を実現できます。

看護師(介護施設)になるには(資格・ルート)

介護施設で看護師として働くには、看護師または准看護師の国家・都道府県資格が必須です。ここでは資格取得ルートと試験の概要、実務経験の積み方を順番に説明します。

必要な資格と要件

介護施設看護師に必要な資格は次の2つです。

  • 看護師(正看護師):厚生労働大臣免許の国家資格。3〜4年の養成課程修了後、国家試験合格で取得
  • 准看護師:都道府県知事免許。2年の養成課程修了後、都道府県試験合格で取得

介護施設では正看・准看どちらも採用されるケースが多いですが、施設によっては正看護師のみの募集もあります。給与面でも月3万〜5万円程度の差があるため、長期キャリアを考えるなら正看護師取得が有利です。

3つの取得ルート

ルート1:高校卒業後に看護師養成課程へ進学

まず
看護専門学校・看護大学に進学

3年制看護専門学校または4年制看護大学に入学。学費は専門学校で年50万〜100万円、私立大学で年130万〜180万円が相場です。

次に
3〜4年間の専門教育と臨地実習

解剖生理学、薬理学、基礎看護学、成人看護学、老年看護学、在宅看護論などを学び、合計1,035時間以上の臨地実習を経験します。

最後に
看護師国家試験合格・就職

毎年2月に実施される国家試験に合格後、4月から病院または介護施設に就職します。新卒で介護施設に直接入る道も最近は増えています。

ルート2:准看護師から正看護師へステップアップ

そのあと
准看護師養成所(2年)を卒業

中学校卒業以上で入学可能。学費は年30万〜50万円程度と看護大学より安価で、働きながら学ぶ社会人も多いコースです。

仕上げに
都道府県の准看試験合格・3年実務

准看護師として就労しながら、正看ステップアップ進学を目指します。実務経験3年以上で2年課程進学コースに進めます。

STEP3
2年課程進学・看護師国家試験

通信制・全日制どちらかで2年学び、国家試験に挑戦。働きながら学べる通信制は社会人に人気です。

ルート3:社会人経験者向け看護師再教育

STEP1
専門実践教育訓練給付金の利用検討

雇用保険の被保険者なら、最大3年間、学費の最大70%(年間上限56万円)の給付を受けながら看護学校に通えます。

STEP2
看護専門学校に入学・3年間学習

30代・40代の社会人入学者も近年増加。働きながら通える夜間部を持つ学校もあります。

STEP3
国家試験合格・介護施設へ就職

社会人経験を活かし、コミュニケーション力や調整力を強みに介護施設で活躍できます。

試験の概要・合格率

看護師国家試験は毎年2月に実施され、必修問題50問、一般・状況設定問題190問の計240問が出題されます。合格基準は必修問題80%以上、一般・状況設定問題で得点率約65%以上です。

実施年 受験者数 合格者数 合格率
第109回(2020年) 65,569人 58,514人 89.2%
第110回(2021年) 66,124人 59,769人 90.4%
第111回(2022年) 65,025人 59,344人 91.3%
第112回(2023年) 64,051人 58,152人 90.8%
第113回(2024年) 63,301人 55,557人 87.8%

出典:厚生労働省「看護師国家試験合格発表」各年データ

実務経験の積み方

新卒で介護施設に入る道もありますが、急変対応や医療処置の幅広い経験を積むため、最初の2〜3年は急性期病院で勤務する人が多数派です。その後、ライフステージの変化(結婚・出産・育児)に合わせて介護施設へ転職するケースが一般的なキャリアパスとなっています。

未経験から介護施設に入る場合は、研修制度が充実している大手有料老人ホームや、看護師複数配置の介護老人保健施設を選ぶと安心です。

看護師(介護施設)のキャリアパス

一般的なキャリアパス3段階1〜3年現場実務基礎技術習得資格取得準備4〜7年リーダー職OJT指導チーム運営8年以降管理職/専門職施設長/相談員独立も視野
経験年数に応じたキャリア発展の例(モデルケース)

介護施設看護師のキャリアは、現場プレイヤーから管理職、独立開業まで多様な選択肢があります。長期的な視点で計画的にスキルを積み上げることが重要です。

5年後・10年後

5年後は「ベテラン看護師」として後輩指導や夜勤リーダー、ユニットリーダーを任される立場になります。看護記録の質を高め、多職種連携を主導するスキルが評価されるようになります。

10年後は「看護主任」「看護師長」として、施設全体の医療水準管理、シフト編成、新人教育、医療安全責任者などを担当します。経営層に近いポジションでは、看護部門の予算管理や人事評価にも関わるようになります。

年収1,000万を目指すには

介護施設の常勤看護師で年収1,000万円は容易ではありませんが、以下のキャリアを組み合わせれば到達可能です。1つ目は施設長・管理職への昇進、2つ目は訪問看護ステーション開業、3つ目は介護施設運営コンサルタントへの転身、4つ目はダブルワーク(常勤+派遣・夜勤専従)の活用です。

他資格との組合せ

介護施設キャリアで強力な武器になる併せ持ち資格として、ケアマネジャー(介護支援専門員)、認定看護師(認知症・緩和ケア・皮膚排泄ケア)、福祉用具専門相談員、社会福祉士があります。特にケアマネジャーは看護師実務5年以上で受験可能で、ケアプラン作成業務まで担えるため重宝されます。

看護師(介護施設)に向いてる人・向いてない人

介護施設看護師は病院勤務とは異なる適性が求められます。自分に合うかどうか冷静に判断する材料として、向き不向きを整理しました。

  • 高齢者と長期的な関係を築きたい人:1人の利用者と数年単位で関わるため、変化を見守る楽しみがあります
  • 慢性疾患の管理・予防医療に関心がある人:糖尿病・高血圧・認知症など慢性期医療の知識を活かせます
  • 多職種連携のハブになりたい人:介護職員・PT・ケアマネ・医師との橋渡しが日常業務です
  • ワークライフバランスを重視したい人:夜勤少なめ・残業少なめ・土日休みも実現しやすい職場です
  • 看取りやターミナルケアに使命感を持てる人:自然な最期を支える役割は介護施設ならではの深いやりがいです
  • 急性期医療や高度な医療処置を続けたい人:手術介助やICU対応など最新医療スキルは身につきにくい環境です
  • 収入を最優先したい人:病院や訪問看護より平均年収はやや低めです
  • 変化や刺激を求める人:日々の業務はルーティン中心で、急変対応は限定的です

看護師(介護施設)の求人を見つけるには

介護施設看護師の求人は数多く存在しますが、給与・夜勤回数・人間関係などの「ハズレ」を引かないために、戦略的な探し方が重要です。

STEP1
希望条件の優先順位を明確化

給与・勤務地・夜勤の有無・施設タイプ・人員配置・教育体制など、譲れない条件3つと妥協できる条件3つを書き出します。

STEP2
介護転職エージェント2〜3社に登録

介護業界に特化したエージェントから非公開求人を紹介してもらい、内部情報(離職率・人間関係・残業実態)を収集します。

STEP3
施設見学・面接で実態を確認

必ず職場見学を依頼し、看護師と介護職員の関係性、利用者の表情、清潔感、設備の充実度を自分の目でチェックします。

失敗しない選び方

  1. 看護師の人員配置を確認:1人配置の施設は緊急時の負担が大きく、最低2人以上の体制が望ましいです
  2. 夜勤・オンコール体制を具体的に確認:月の回数、待機時の手当、呼び出し頻度を必ず質問しましょう
  3. 離職率と平均勤続年数をチェック:勤続3年未満が多い施設は要注意。エージェント経由なら数字を教えてもらえます
  4. 研修制度・看取り対応の有無:未経験なら教育体制、ベテランなら看取り経験の積めるかが判断基準です
  5. 給与の内訳を確認:基本給と手当の比率、賞与実績、昇給ルールを書面で確認します

介護転職エージェントの活用

介護転職エージェントは無料で利用でき、求人検索だけでなく履歴書添削、面接対策、給与交渉、入職後フォローまで一貫してサポートしてくれます。特に「内部情報の取得」が個人で求人サイトを見るより圧倒的に効率的です。

エージェントには介護業界特化型と総合型があり、看護師求人なら介護特化型2社+看護特化型1社の組み合わせが王道です。複数登録することで非公開求人の網羅率が高まり、エージェントごとの提案を比較検討できます。

よくある質問

Q. ブランクがあっても介護施設看護師として働けますか?
はい、ブランクのある看護師は介護施設で歓迎される傾向にあります。介護施設は急性期医療より慢性期ケアが中心のため、復職プログラムや段階的な業務復帰を用意している施設が多く存在します。子育てや家族介護で5年以上ブランクがある方でも、復職支援研修やプリセプター制度が整った施設を選べば安心して再スタートできます。日本看護協会の「看護職員復職支援研修」も利用可能です。
Q. 病院勤務から介護施設に転職するメリット・デメリットは?
メリットは夜勤回数の減少、残業の少なさ、利用者との長期的な関係構築、看取りに深く関われることです。デメリットは年収が病院よりやや低い場合があること、急性期医療スキルの維持が難しいこと、看護師人数が少なく1人当たりの責任範囲が広いことです。給与は下がっても生活の質は大きく向上したという声が多く、ライフステージに応じて選択肢として検討する価値があります。
Q. 准看護師でも介護施設で正看護師と同じ業務ができますか?
基本的な業務内容は正看護師と同等ですが、法律上、准看護師は医師または看護師の指示のもとで業務を行う立場と定められています。介護施設では実質的に同様の医療処置を担うケースが多いものの、給与は月3万〜5万円ほど正看護師より低いのが一般的です。長期的なキャリアアップや管理職を目指すなら、働きながら通信制で正看資格を取得する選択を検討する価値があります。
Q. 介護施設看護師は夜勤が必須ですか?
施設タイプによります。特別養護老人ホームやグループホームは看護師の夜勤義務がなく、オンコール(電話待機)対応が中心です。介護老人保健施設は24時間看護師配置が必要なため夜勤があります。デイサービス・デイケアは完全日勤のみで土日休みも実現しやすいため、子育て世代やワークライフバランス重視の方に人気です。求人選びで夜勤の有無は最初に確認すべき項目です。
Q. 未経験で介護施設看護師になるのは難しいですか?
未経験でも採用される施設は多数あります。特に大手有料老人ホームや看護師複数配置の介護老人保健施設は教育体制が整っており、新卒や介護現場未経験の中堅看護師でも安心してスタートできます。最初の3ヶ月は先輩看護師がマンツーマンで指導するプリセプター制度を導入している施設を選びましょう。介護転職エージェントに「未経験OKで研修充実」と条件を伝えれば、適切な求人を紹介してもらえます。

執筆者:介護キャリア編集部(介護福祉士・社会福祉士の有資格者を含む編集チーム)

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この記事を書いた人

介護福祉士・ケアマネジャー・看護師・施設長など、現場経験のある執筆者と編集者で構成された編集部です。一次情報と公的データ(厚生労働省・WAM NET・各種白書)を裏取りした上で、現場の体感に近い言葉で記事をまとめています。

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