ケアマネジャーとは?仕事内容・年収・資格取得ルートの現実【2026年版】

ケアマネジャーとは?仕事内容・年収・資格取得ルートを徹底解説【2026年版】 | ケアマネジャー イメージ


ケアマネジャー(介護支援専門員)は、要介護者と介護サービスをつなぐ介護保険制度の要となる専門職です。平均年収は約400〜450万円で、介護職の中でも高水準。資格取得には実務経験5年以上と国家試験合格が必要ですが、安定した需要と専門性の高さから長く活躍できる職種として人気を集めています。

今回は、現役のケアマネジャーや転職を検討している介護職員に向けて、仕事内容・年収・資格ルート・キャリアパスを厚生労働省の最新データに基づき書きます。求人選びのコツや向き不向きまで、転職活動に必要な情報を網羅しました。

この記事のポイント
  • ケアマネジャーの平均年収は約429万円(介護職全体より約60万円高い水準)
  • 資格取得には実務経験5年以上+国家試験合格+実務研修87時間が必須
  • 2024年度試験の合格率は約32.1%で、難関ながら独学合格者も多数
目次

ケアマネジャーとは

ケアマネジャー(正式名称:介護支援専門員)は、介護保険法に基づく専門職で、要介護認定を受けた高齢者やその家族の相談に応じ、適切な介護サービスを利用できるようケアプランを作成する仕事です。1997年の介護保険法成立とともに誕生した比較的新しい専門職ですが、現在は全国で約18万人が登録されています。

出典:厚生労働省「令和5年度介護支援専門員従事者数調査」

介護保険制度において、利用者と介護事業者・医療機関・行政をつなぐ「ハブ」としての役割を担います。単に書類を作成するだけでなく、利用者の生活全体を見渡し、自立支援に向けた最適な支援を組み立てる高度な専門性が求められる職種です。

ケアマネジャーの法的根拠と定義

介護保険法第7条第5項において、「要介護者または要支援者からの相談に応じ、その心身の状況等に応じ適切なサービスを利用できるよう、市町村・サービス事業者・施設等との連絡調整を行う者であって、要介護者等が自立した日常生活を営むのに必要な援助に関する専門的知識及び技術を有するもの」と定義されています。

つまり法的に位置づけられた専門職であり、ケアプランの作成は介護支援専門員の独占業務です。介護保険サービスを利用するには、原則としてケアマネジャーが作成したケアプランが必要となります。

ケアマネジャーの業務範囲

ケアマネジャーの業務は多岐にわたります。主な業務範囲は以下の5項目です。

  • 要介護認定の申請代行:利用者本人や家族に代わり、市町村への申請手続きを行います
  • アセスメント(課題分析):利用者の心身状況や生活環境、家族関係などを総合的に評価します
  • ケアプランの作成:アセスメントに基づき、利用するサービスの種類・頻度・目標を計画します
  • サービス担当者会議の開催:医師・看護師・介護職・福祉用具事業者などを集め、方針を共有します
  • モニタリング:月1回以上の訪問でプランの実施状況を確認し、必要に応じて修正します

これらの業務は、利用者一人につき継続的に行われ、状況の変化に応じて柔軟に対応する必要があります。

他職種との違い

ケアマネジャーは介護現場の他職種としばしば混同されますが、役割は明確に異なります。以下の表で違いを整理しました。

職種 主な業務 必要資格
ケアマネジャー ケアプラン作成・サービス調整 介護支援専門員(要実務経験5年)
介護福祉士 身体介護・生活援助の実施 介護福祉士(国家資格)
生活相談員 施設入退所の相談・調整 社会福祉士・社会福祉主事任用資格など
サービス提供責任者 訪問介護計画の作成・ヘルパー指導 介護福祉士・実務者研修修了など

ケアマネジャーは「計画を立てる人」、介護福祉士やヘルパーは「計画を実行する人」という関係性です。生活相談員は施設内の相談窓口を担い、ケアマネジャーは在宅・施設横断的にプランを設計します。

このセクションのまとめ
  • ケアマネジャーは介護保険法に基づく専門職で、ケアプラン作成は独占業務
  • 業務は申請代行・アセスメント・プラン作成・会議開催・モニタリングの5本柱
  • 介護福祉士や生活相談員とは役割が明確に異なり、計画立案の専門家として位置づく

ケアマネジャーの仕事内容

ケアマネジャーの仕事は、デスクワークと現場訪問のバランスが特徴です。所属先によって業務内容は変わりますが、居宅介護支援事業所に勤める「居宅ケアマネ」と、施設に常駐する「施設ケアマネ」の2タイプに大きく分かれます。

主な業務7項目

具体的な日常業務は以下のとおりです。

  • 初回相談・契約:新規利用者からの相談を受け、重要事項説明書と契約書を交わします。利用者本人や家族の不安を取り除く対応力が求められます
  • アセスメント訪問:自宅を訪問し、ADL(日常生活動作)・IADL(手段的日常生活動作)・認知機能・住環境などを評価します。1〜2時間かけて聴き取りを行います
  • ケアプラン原案作成:アセスメント結果から課題を抽出し、目標設定とサービス内容を文書化します。第1表〜第7表まで作成する必要があります
  • サービス担当者会議の運営:医師・看護師・PT・OT・ヘルパー・福祉用具専門相談員などを召集し、専門的助言を集約します
  • 給付管理業務:毎月10日までに国保連(国民健康保険団体連合会)へ給付管理票を提出します。期限厳守の事務作業です
  • モニタリング訪問:月1回以上、利用者宅を訪問しプランの効果を確認します。記録を残すことが運営基準で義務付けられています
  • 関係機関との連絡調整:医療機関・行政・地域包括支援センターなどと随時連絡を取り合います

居宅ケアマネは1人で35件まで担当可能(介護報酬上の逓減制対象は45件以上)で、施設ケアマネは100名まで担当できます。

ケアマネジャーの1日のスケジュール

居宅介護支援事業所に勤務するケアマネジャーの典型的な1日を見てみましょう。

時間 業務内容
8:30 出社・メールチェック・電話対応
9:00 朝礼・スタッフミーティング
10:00 利用者宅への訪問(モニタリング2件)
12:00 昼休憩
13:00 サービス担当者会議の開催(1件)
15:00 事業所に戻り記録作成・給付管理
16:00 新規相談の電話対応・アセスメント準備
17:30 翌日の訪問予定確認・退社

1日に2〜4件の訪問が一般的で、移動時間を含めて効率よく動く必要があります。月末月初は給付管理業務が集中し、残業が増える傾向にあります。

夜勤・シフト実態

居宅ケアマネは原則として日勤のみで、夜勤はありません。土日祝も基本的に休みのため、ワークライフバランスを取りやすい職種です。一方、施設ケアマネ(特養・老健など)も日勤勤務が中心ですが、稀に夜間の緊急対応が発生する施設もあります。

ただし、24時間対応体制を取っている事業所では、緊急時の電話対応をオンコール(待機)形式で担当する場合があります。1ヶ月のうち数日のオンコール当番が回ってくるイメージです。

現場の体験談

「介護福祉士として10年現場で働いた後、40歳でケアマネ資格を取得しました。最初は書類作成の多さに圧倒されましたが、利用者さんの生活全体を見渡してプランを組む面白さがあります。担当した認知症の方が住み慣れた自宅で穏やかに過ごせるよう支援できたとき、この仕事に就いて本当によかったと感じました」(45歳・居宅ケアマネ・経験5年)

ケアマネジャーの年収・給与

介護関連職種の平均年収比較ケアマネ429万円介護福祉士380万円看護師480万円PT/OT410万円介護職員(初任者)320万円生活相談員360万円施設長600万円出典:厚生労働省「介護従事者処遇状況等調査」「賃金構造基本統計調査」をもとに作成(概算)
職種別の平均年収相場(2025-2026年度概算)

ケアマネジャーは介護職の中でも比較的高収入が見込める職種です。介護福祉士やヘルパーと比較すると年収水準が高く、専門性の対価として評価されています。ここでは厚生労働省の最新統計データに基づき、リアルな給与水準を順番に説明します。

平均年収

ケアマネジャーの平均年収は約429万円(月額平均給与約36万円+賞与約83万円)です。これは介護職全体の平均年収(約370万円)と比較して約60万円高い水準です。

出典:厚生労働省「令和5年度介護従事者処遇状況等調査結果」

常勤・正社員のケアマネジャーの平均月収は約36万円、非常勤の場合は時給1,500〜2,200円程度が相場です。地域差も大きく、首都圏や近畿圏では平均より高く、地方では低くなる傾向があります。

年齢別年収

年齢が上がるほど経験年数も増え、年収も上昇する傾向があります。

年齢 平均年収 備考
20代 約350万円 受験資格を満たす人が少なく稀少
30代 約400万円 資格取得直後の世代
40代 約440万円 主任ケアマネ取得者が増加
50代 約460万円 管理者・所長クラスも
60代 約430万円 定年後の再雇用が中心

出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」をもとに編集部試算

40代後半〜50代がピークとなる傾向があり、主任ケアマネジャー資格を取得すると年収が大きく伸びます。

施設タイプ別年収

勤務先の施設形態によっても年収は変わります。

勤務先 平均年収 特徴
居宅介護支援事業所 約410万円 事業所数が最多。日勤中心
特別養護老人ホーム 約450万円 夜勤手当なしでも安定
介護老人保健施設 約440万円 医療連携が多い
地域包括支援センター 約430万円 主任ケアマネ必須・公的色強い
有料老人ホーム 約460万円 民間企業運営で給与水準高め

出典:厚生労働省「令和5年度介護従事者処遇状況等調査結果」および介護労働安定センター「介護労働実態調査」

有料老人ホームや特別養護老人ホームは比較的給与水準が高い傾向にありますが、地域や法人規模によって差が生じます。

他職種との比較

介護関連職種との年収比較は以下のとおりです。

職種 平均年収 ケアマネとの差
ケアマネジャー 約429万円 基準
介護福祉士 約377万円 −52万円
初任者研修修了者 約330万円 −99万円
看護師(介護施設勤務) 約480万円 +51万円
社会福祉士 約410万円 −19万円

出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」

年収アップ5つの方法

ケアマネジャーが年収を上げるための具体的な方法を5つ紹介します。

  1. 主任介護支援専門員の資格を取得する:実務経験5年以上などの要件を満たし、研修を修了することで取得できる上位資格です。地域包括支援センターや特定事業所加算の取得に必須で、月額1〜3万円の手当が付くケースが多く、年収換算で30万円以上のアップが見込めます
  2. 特定事業所加算を取得している事業所に転職する:特定事業所加算(I〜IV)を取得している事業所は、加算分の収入を職員に還元する傾向があり、給与水準が高めです。求人票で加算取得状況を確認しましょう
  3. 管理者・所長ポジションを目指す:居宅介護支援事業所の管理者になると、役職手当が付き年収50〜80万円アップが期待できます。マネジメント力と実務経験の両方が問われます
  4. 独立して居宅介護支援事業所を開業する:法人を設立し独立開業する道もあります。ただし運営は経営手腕に左右され、年収は変動幅が大きくなります。安定軌道に乗れば年収700万円以上も可能です
  5. 都市部や給与水準の高い法人に転職する:同じ仕事内容でも法人規模や地域により給与差が大きいため、転職は年収アップの近道です。介護専門の転職エージェントを活用すると非公開求人にアクセスできます

ケアマネジャーになるには(資格・ルート)

ケアマネジャーになるには、介護支援専門員実務研修受講試験(通称:ケアマネ試験)に合格し、実務研修を修了する必要があります。受験には実務経験要件があり、誰でもすぐに受けられるわけではありません。

必要な資格と要件

受験資格は2018年の制度改正により厳格化されました。現在の要件は以下のとおりです。

  • 介護福祉士・看護師・社会福祉士・理学療法士などの国家資格に基づく業務に5年以上かつ900日以上従事している
  • または生活相談員・支援相談員・相談支援専門員・主任相談支援員として5年以上かつ900日以上の実務経験がある

従来認められていた「介護等業務の従事経験」のみでの受験は、現在は不可となっています。介護職員初任者研修修了者やヘルパー2級保有者だけでは受験できません。

3つの取得ルート

ケアマネ資格取得には主に3つのルートがあります。

ルート1:介護福祉士から目指す(最も一般的)

STEP1
介護福祉士資格を取得

実務者研修修了+実務経験3年以上で介護福祉士国家試験を受験。合格後に介護福祉士として登録します。

STEP2
介護福祉士として5年以上実務経験

介護福祉士登録後、現場で5年以上かつ900日以上の実務に従事します。

STEP3
ケアマネ試験合格+実務研修87時間

10月実施の試験に合格後、87時間の実務研修を修了して登録すれば晴れてケアマネジャーです。

ルート2:看護師から目指す

STEP1
看護師資格を取得

看護学校を卒業し看護師国家試験に合格。

STEP2
看護師として5年以上実務経験

病院・介護施設・訪問看護などで5年以上かつ900日以上勤務します。

STEP3
ケアマネ試験+実務研修

試験合格後、実務研修を修了してケアマネジャー登録。医療知識を活かせます。

ルート3:社会福祉士から目指す

STEP1
社会福祉士資格を取得

福祉系大学卒業または一般養成施設修了後、社会福祉士国家試験に合格。

STEP2
相談援助業務で5年以上経験

地域包括支援センター・病院ソーシャルワーカー・福祉施設などで実務経験を積みます。

STEP3
ケアマネ試験+実務研修

試験に合格し実務研修を修了。福祉相談業務の経験が大きな武器になります。

試験の概要・合格率

ケアマネ試験は毎年10月の第2日曜日に実施されます。試験科目は介護支援分野(25問)と保健医療福祉サービス分野(35問)の合計60問で、5肢複択方式です。

実施年度 受験者数 合格者数 合格率
2020年度(第23回) 46,415人 8,200人 17.7%
2021年度(第24回) 54,290人 12,662人 23.3%
2022年度(第25回) 54,406人 10,328人 19.0%
2023年度(第26回) 56,494人 11,844人 21.0%
2024年度(第27回) 53,699人 17,228人 32.1%

出典:厚生労働省「介護支援専門員実務研修受講試験 実施結果」各年度

合格率は年度により10〜30%台で推移しており、難関資格と言えます。2024年度は前年比で大幅に上昇しましたが、過去には10%台のシビアな年もありました。合格には正答率70%以上が目安とされています。

実務経験の積み方

受験要件を満たすには、保有資格に基づく業務に従事した期間が「5年以上かつ900日以上」必要です。900日とは、おおむね週4日勤務で5年間継続したイメージで、フルタイムでなくても要件を満たせます。

派遣やパート勤務でも実務経験としてカウント可能ですが、雇用主から実務経験証明書を発行してもらう必要があるため、勤務先との関係性を維持しておくことが大切です。複数の事業所での合算もできます。

ケアマネジャーのキャリアパス

一般的なキャリアパス3段階1〜3年現場実務基礎技術習得資格取得準備4〜7年リーダー職OJT指導チーム運営8年以降管理職/専門職施設長/相談員独立も視野
経験年数に応じたキャリア発展の例(モデルケース)

ケアマネジャー資格を取得した後のキャリアは多様です。専門性を深める道、マネジメントへ進む道、独立する道、それぞれにメリットがあります。長期的な視点でキャリアを設計することで、年収アップとやりがいの両立が可能です。

5年後・10年後

ケアマネジャー登録後5年以上経過すると、主任介護支援専門員研修の受講要件を満たします。主任ケアマネジャーは地域包括支援センターや特定事業所の管理者になれる上位資格で、後進の指導役としても活躍します。

10年経過する頃には、所属事業所の管理者・所長ポジションに就いたり、独立して自身の居宅介護支援事業所を開設したりするケアマネジャーが増えてきます。地域包括ケアシステムの中核を担う存在として、行政や医療機関との連携も任される立場になります。

年収1,000万を目指すには

ケアマネジャーとして年収1,000万円を目指す場合、雇用される立場では現実的に難しく、独立開業が一般的なルートです。複数の事業所を運営する法人代表になる、訪問看護やデイサービスなど多角的に介護事業を展開する、コンサルタントや講師業を兼業するといった方法が考えられます。

ただし経営にはリスクが伴うため、十分な実務経験と経営知識、資金準備が必要です。安定して700〜800万円程度を稼ぐ管理者ポジションを目指すほうが現実的との声もあります。

他資格との組合せ

ケアマネジャーと相性の良い資格として、社会福祉士・主任介護支援専門員・認定ケアマネジャー・福祉住環境コーディネーター・福祉用具専門相談員などがあります。特に社会福祉士とのダブルライセンスは地域包括支援センターでの就労に有利で、年収にも好影響を与えます。

近年は認知症ケア専門士や終末期ケア専門士など、特定領域に特化した民間資格も注目されています。専門性を可視化することで、利用者・家族からの信頼獲得につながります。

ケアマネジャーに向いてる人・向いてない人

ケアマネジャーは介護現場の経験を活かしつつ、書類作成・会議運営・調整業務など多岐にわたる能力が求められる職種です。性格や得意分野によって向き不向きが分かれます。

  • 人の話をじっくり聴ける人:利用者や家族の本音を引き出すには傾聴力が必須。アセスメントの質が仕事の質を決めます
  • 調整・交渉が苦にならない人:医師・看護師・介護職・行政など多様な立場の関係者を取りまとめる役割を担います
  • 書類作成が得意な人:ケアプランの第1表〜第7表、給付管理票など膨大な書類業務をこなす忍耐力が必要です
  • 制度の変化を学び続けられる人:介護保険制度は3年ごとに大きく改正されるため、継続学習が欠かせません
  • 感情に流されすぎない人:利用者に寄り添いつつ、客観的に課題を分析できる冷静さが求められる仕事です
  • 身体介護や直接ケアにこだわりたい人(ケアマネは間接支援が中心)
  • パソコン操作・書類作成が極端に苦手な人
  • 一人で抱え込んでしまい、周囲に相談できない人

向いていないと感じる項目があっても、研修や経験を通じて克服できる場合が多いため、まずは現場経験を積みながら適性を見極めることを検討する価値があります。

ケアマネジャーの求人を見つけるには

ケアマネジャーの求人は全国で常時募集されており、有効求人倍率も高水準を維持しています。質の高い求人を見つけるには、効率的な探し方を知っておくことが大切です。

STEP1
希望条件を整理する

勤務地・年収・勤務形態(居宅or施設)・残業時間・休日数など、譲れない条件と妥協できる条件を明確にしましょう。優先順位を3つに絞ると検討しやすくなります。

STEP2
複数の求人媒体に登録する

介護専門の転職エージェント・ハローワーク・求人サイトを併用します。エージェントは非公開求人を多数保有しているため、登録するだけで選択肢が大きく広がります。

STEP3
面接前に職場見学を依頼する

気になる求人があれば、応募前に職場見学を依頼しましょう。実際の雰囲気・スタッフの表情・利用者との関わり方を見ることで、ミスマッチを防げます。

失敗しない選び方

求人選びで後悔しないためのチェックポイントは以下の5つです。

  1. 担当件数の上限:1人あたりの担当件数が35件を超える事業所は業務負担が大きい傾向があります
  2. 特定事業所加算の取得状況:加算I〜IVを取得している事業所は運営体制が整っています
  3. 主任ケアマネの在籍:相談できる先輩がいる職場は新人にとって心強い環境です
  4. 残業時間と直行直帰の可否:訪問業務が多いため、効率よく働ける仕組みがあるか確認しましょう
  5. 研修制度・資格手当:継続学習を支援する法人は長く働きやすい職場です

介護転職エージェントの活用

介護専門の転職エージェントを活用するメリットは多数あります。第一に、一般公開されていない非公開求人にアクセスできる点です。給与水準の高い好条件案件は非公開で募集されるケースが多く、エージェント経由でしか出会えない求人が存在します。

第二に、求人票には書かれていない職場の内部情報(離職率・残業の実態・人間関係など)を事前に教えてもらえる点です。担当アドバイザーが法人を訪問しているため、リアルな情報を提供してくれます。

第三に、応募書類の添削・面接対策・年収交渉まで無料でサポートしてもらえる点です。転職活動が初めての方や久しぶりの方でも、プロのサポートを受けることで内定獲得率が高まります。

よくある質問

Q. ケアマネジャー試験は独学で合格できますか?
独学合格は十分可能です。実際に合格者の半数以上は独学または市販テキスト中心の学習で合格しています。一般的に必要な学習時間は200〜300時間で、6ヶ月程度の計画的な学習が推奨されます。介護支援分野で点数を稼ぎ、保健医療福祉サービス分野は基礎を確実に押さえる戦略が有効です。模擬試験を活用して時間配分の練習をすることも合格の鍵となります。
Q. 介護福祉士なしでケアマネジャーになれますか?
介護福祉士でなくても、看護師・社会福祉士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・栄養士・医師・歯科医師・薬剤師などの国家資格を持ち、5年以上900日以上の実務経験があれば受験可能です。また生活相談員や支援相談員として5年以上の経験がある場合も受験できます。ただし介護職員初任者研修修了のみでは受験資格を満たしません。
Q. ケアマネジャーは将来AIに代替されますか?
ケアプラン作成の一部はAIによる支援が始まっていますが、完全代替は当面難しいと考えられています。利用者や家族との信頼関係構築、複雑な家庭事情への配慮、多職種連携の調整役は人間ならではの仕事です。むしろAIを活用して書類作成時間を短縮し、より対人支援に時間を割けるようになるという見方が主流です。今後はAIリテラシーを持つケアマネが評価されるでしょう。
Q. ケアマネジャーの資格更新はどうなっていますか?
ケアマネジャー資格は5年ごとの更新制です。更新時には専門研修課程I(56時間)または専門研修課程II(32時間)の受講が必要となります。更新研修を受けないと資格が失効するため注意が必要です。研修費用は都道府県により異なりますが、3万〜5万円程度が目安です。法人によっては研修費を負担してくれる場合もあります。
Q. 未経験からケアマネジャーになるのは難しいですか?
受験要件として5年以上900日以上の実務経験が必須のため、まったくの介護未経験者がいきなりケアマネを目指すことはできません。一般的なルートは、まず介護職員初任者研修を修了して介護現場で働き始め、実務者研修を経て介護福祉士を取得、その後5年以上の経験を積んでケアマネ試験に挑戦するという流れです。トータルで最短8〜10年程度の道のりとなります。

執筆者:介護キャリア編集部(介護福祉士・社会福祉士の有資格者を含む編集チーム)

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この記事を書いた人

介護福祉士・ケアマネジャー・看護師・施設長など、現場経験のある執筆者と編集者で構成された編集部です。一次情報と公的データ(厚生労働省・WAM NET・各種白書)を裏取りした上で、現場の体感に近い言葉で記事をまとめています。

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