介護事務とは?仕事内容・年収・資格・将来性の輪郭【2026年版】

介護事務とは?仕事内容・年収・資格・将来性を徹底解説【2026年版】 | 介護事務 イメージ


介護事務は、介護施設や事業所の運営を経理・労務・介護報酬請求の側面から支える専門職です。介護業界の人手不足が深刻化するなか、現場と行政・利用者をつなぐ要として需要が拡大しています。

「介護事務はデスクワーク中心で未経験でも目指せるのか」「年収はどれくらいなのか」「資格は必要なのか」――こうした疑問は、転職を検討する多くの方が抱える共通の不安です。求人票だけでは見えにくい、実際の働き方や将来性を知っておくことは、長く働ける職場を選ぶうえで欠かせません。

厚生労働省の公的統計と現場の声をもとに、介護事務の仕事内容・年収・必要な資格・キャリアパス・向き不向き・求人の探し方までを体系的にまとめます。介護業界10年超の編集部が、2026年最新の情報に基づきまとめました。

この記事のポイント
  • 介護事務の平均年収は約330〜380万円。経験と資格で450万円超も狙える
  • 必須資格はなく未経験から始められるが、介護事務管理士などの民間資格が転職に有利
  • 介護報酬請求(レセプト)スキルを身につければ全国どこでも働ける手堅いキャリア
目次

介護事務とは

介護事務とは、介護保険法に基づく介護サービスを提供する事業所において、介護報酬請求業務(いわゆるレセプト業務)を中心に、経理・労務・利用者対応などのバックオフィス業務全般を担う職種を指します。介護福祉士やケアマネジャーのように国家資格や法定の任用要件はありませんが、介護報酬の仕組みに対する深い理解が求められる専門性の高い職務です。

介護事務は事業所の収益の生命線である「介護給付費請求」を担当することから、運営の屋台骨と表現されることも少なくありません。請求が1日遅れれば、事業所の入金が翌月にずれ込み、資金繰りに直結します。そのため、責任感と正確性が同時に問われる職域でもあります。

介護事務の業務範囲

介護事務の業務範囲は施設規模や運営方針によって幅がありますが、一般的には以下のように整理されます。

  • 介護報酬請求業務(レセプト):国民健康保険団体連合会(国保連)への毎月の請求データ作成・送信
  • 利用者負担金の集計・請求:自己負担分の計算、利用者・家族への請求書発行、入金管理
  • 会計・経理補助:日々の伝票処理、現金出納、給与計算の補助
  • 労務・人事補助:勤怠集計、社会保険手続き、求人票管理
  • 窓口・電話応対:来訪者対応、家族からの問い合わせ、行政・ケアマネとの連絡調整

これらに加え、小規模事業所では介護スタッフのシフト調整補助や、ケアプラン作成のための資料準備を任されることもあります。

他職種との違い

介護業界には介護職員・ケアマネジャー・生活相談員など多様な職種が存在しますが、介護事務は「直接介護に携わらない数少ない専門職」という位置づけになります。

職種 主な業務 必要資格 身体介助
介護事務 レセプト・経理・労務 不要(民間資格推奨) 原則なし
介護職員 身体介助・生活援助 初任者研修以上推奨 あり
ケアマネジャー ケアプラン作成・連絡調整 介護支援専門員(国家) 原則なし
生活相談員 入所相談・家族対応 社会福祉士等 原則なし

このように、介護事務は身体的負担が比較的軽く、夜勤も基本的にない点が大きな特徴です。一方で、介護報酬制度に関する深い知識と、PCスキル(特にExcelと専用ソフト)が日常的に求められます。

このセクションのまとめ
  • 介護事務は介護報酬請求を中心としたバックオフィス職
  • 身体介助は原則なく、夜勤もない働き方が一般的
  • 必須資格はないが介護報酬制度の理解とPCスキルが必須

介護事務の仕事内容

介護事務の業務は月初の繁忙期と月中の通常期で大きくリズムが変わるのが特徴です。とくに毎月10日前後に訪れる「請求業務」は、事業所の収益を確定させる最重要業務として神経を使います。ここでは、現場で実際に行われている具体的な業務と1日の動きを整理します。

主な業務7項目

  • 介護報酬請求業務:毎月1日〜10日に前月分のサービス提供実績をもとに介護給付費請求書を作成し、国保連にオンライン送信します。エラー差戻しがあれば原因を調査し、再請求を行います。
  • 利用者請求書の発行:自己負担分(原則1〜3割)を集計し、口座振替依頼書や請求書を発行。未収金が発生した場合は督促業務も担当します。
  • ケアプラン関連書類の管理:ケアマネジャーが作成するケアプラン、サービス担当者会議録、モニタリング票などをファイリング・電子保存します。
  • 勤怠管理・給与計算補助:タイムカードや勤怠システムから労働時間を集計し、社労士や本部経理に連携します。
  • 備品・消耗品の発注:紙おむつ、消毒液、事務用品などの在庫管理と発注を担当します。
  • 来客・電話対応:家族・行政・取引業者との一次窓口として、用件をスタッフに正確に取り次ぎます。
  • 行政手続き:実地指導の対応書類、運営規程の更新、変更届の提出など、介護保険法令に基づく行政対応を行います。

1日のスケジュール例

時間帯 主な業務
8:30 出勤・朝礼参加・申し送り確認
9:00 メール処理・請求ソフトのデータ確認
10:00 利用者負担金の入金確認・督促連絡
11:30 来客・電話応対(ケアマネ・家族)
12:00 休憩
13:00 勤怠データ集計・給与計算補助
15:00 備品発注・伝票入力
16:30 翌日の準備・書類整理
17:30 退勤

夜勤・シフト実態

介護事務は介護職員と異なり、夜勤がほぼ存在しないのが大きな魅力です。多くの事業所で土日祝休みの完全週休2日制または日祝休みのシフト制が採用されており、家庭との両立がしやすい働き方が可能です。ただし、月初の請求業務時期(おおむね5〜10日)は残業が発生しやすく、月20〜30時間程度の残業を見込む事業所もあります。

現場の体験談

未経験で入社しましたが、最初の3か月はレセプト業務の流れを覚えるのに必死でした。半年経つ頃には介護報酬の単位計算が自然にできるようになり、ケアマネさんから「事務のさんに聞けば早い」と頼られるように。直接介護はしませんが、利用者さんの生活を裏側から支えている実感があり、やりがいは大きいです。(40代女性・特養勤務4年目)

介護事務の年収・給与

介護関連職種の平均年収比較ケアマネ429万円介護福祉士380万円看護師480万円PT/OT410万円介護職員(初任者)320万円生活相談員360万円施設長600万円出典:厚生労働省「介護従事者処遇状況等調査」「賃金構造基本統計調査」をもとに作成(概算)
職種別の平均年収相場(2025-2026年度概算)

介護事務を志す多くの方が最も気になるのが「給与水準」です。直接介護に携わらない分、介護職員より低いのではないかと心配する方もいますが、実際には経験年数と資格の有無で大きく差がつきます。ここでは公的統計をもとに、年齢別・施設別・他職種比較の3つの軸で整理します。

平均年収

介護事務の平均年収は約330万〜380万円が中心レンジです。地域や施設規模により差があり、首都圏の大規模法人では400万円を超えるケースも珍しくありません。月収ベースでは22万〜28万円、賞与は年2回・計2〜4か月分が一般的です。

出典:厚生労働省「令和5年度介護従事者処遇状況等調査結果」、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(2024年)

年齢別年収

年齢層 平均年収目安 月収目安
20代 約280万〜320万円 20万〜23万円
30代 約320万〜370万円 23万〜26万円
40代 約360万〜410万円 25万〜29万円
50代 約380万〜430万円 26万〜30万円
60代 約300万〜360万円(再雇用含む) 21万〜25万円

出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(令和5年)を介護事務関連職種に基づき編集部が再集計

施設タイプ別年収

同じ介護事務でも、勤務する施設タイプにより給与水準は大きく変動します。

施設タイプ 平均年収目安 特徴
特別養護老人ホーム 約340万〜400万円 大規模法人多く安定
介護老人保健施設 約350万〜410万円 医療法人母体で水準高め
有料老人ホーム 約330万〜420万円 大手企業は賞与が厚い
訪問介護事業所 約300万〜360万円 小規模で昇給は限定的
居宅介護支援事業所 約310万〜370万円 少人数体制で裁量あり

出典:厚生労働省「介護労働実態調査」(2024年公表)、各都道府県労働局求人データを編集部が集計

他職種との比較

職種 平均年収 必要資格
介護事務 約330万〜380万円 不要
医療事務 約320万〜360万円 不要
介護職員(常勤) 約362万円 初任者研修以上推奨
ケアマネジャー 約429万円 介護支援専門員
一般事務 約310万円 不要

同じ事務職である医療事務や一般事務と比べると、介護事務は専門性が評価され10〜20万円高い水準になる傾向があります。

出典:厚生労働省「令和5年度介護従事者処遇状況等調査結果」、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

年収アップ5つの方法

  1. 介護事務管理士・ケアクラークなどの民間資格を取得する:月3,000〜10,000円の資格手当が付く事業所が多く、転職時の交渉材料にもなります。資格取得費用も短期間で回収可能です。
  2. 大規模法人・医療法人母体の施設へ転職する:賞与・退職金制度が整備された大手系列では、同じ職務でも年収が30〜80万円跳ね上がるケースがあります。
  3. レセプトリーダー・主任ポジションを狙う:複数事業所のレセプトを統括する管理職になると、役職手当で月2〜5万円上乗せされます。
  4. 簿記2級・社会保険労務士など隣接資格を取得する:経理・労務分野まで担当できる人材は希少で、専従ポストや本部スタッフへの昇格チャンスが広がります。
  5. 都市部・処遇改善加算の高い事業所を選ぶ:介護職員等処遇改善加算は事業所により取得状況が異なります。加算IからIVまでの取得状況を求人票や面接で必ず確認しましょう。

介護事務になるには(資格・ルート)

介護事務には法令上の必須資格はなく、未経験・無資格からでも就業が可能です。とはいえ、介護報酬請求業務は単位計算や法令理解が必要で、まったくの素人がいきなり実務に入るのは困難です。多くの求職者は何らかの資格取得を経由してから求人に応募しています。

必要な資格と要件

採用時に評価される代表的な民間資格は以下のとおりです。いずれも国家資格ではありませんが、実務スキルの裏付けとして広く認知されています。

  • 介護事務管理士(技能認定振興協会):合格率約50%。在宅受験可能で受験資格なし
  • ケアクラーク(日本医療教育財団):合格率約65%。介護報酬請求から接遇まで幅広い
  • 介護報酬請求事務技能検定試験(日本医療事務協会):合格率約70%。比較的取得しやすい
  • 介護事務実務士(NPO法人医療福祉情報実務能力協会):合格率約60%

これらに加え、PCスキル(MOS Excel)や日商簿記3級を併せ持つと、書類選考通過率が大きく向上します。

3つの取得ルート

ルートA:通信講座で資格取得後に応募

まず
通信講座を受講

ユーキャン・三幸福祉カレッジ等で3〜6か月の学習。費用は3万〜5万円が相場です。

次に
在宅で資格試験を受験

多くの講座は在宅受験に対応。テキスト持ち込み可の試験もあり合格しやすい設計です。

最後に
介護専門の転職エージェントへ登録

取得資格を武器に、未経験者歓迎の求人へ応募。月20〜30件の紹介を受けられます。

ルートB:介護職から事務職へ社内異動

そのあと
介護職員として現場経験を積む

初任者研修取得後、特養や有料老人ホームで2〜3年勤務し制度理解を深めます。

仕上げに
事務補助からスタート

シフトの合間に事務補助を担当し、レセプトソフトの操作を覚えていきます。

STEP2
専従の介護事務へ異動

身体的に介護現場が厳しくなるタイミングで事務職へ完全移行。現場経験が大きな強みに。

ルートC:医療事務・一般事務からの転職

STEP1
既存スキルの棚卸し

レセプト経験・経理経験・PC操作などを職務経歴書に整理します。

STEP2
介護報酬の基礎を独学で習得

厚労省の介護報酬告示や民間講座で2〜3か月学び、用語に慣れます。

STEP3
介護業界に強い転職エージェントへ登録

事務経験が評価され、未経験よりスタート年収が30〜50万円高くなる傾向があります。

試験の概要・合格率

年度 介護事務管理士 合格率 ケアクラーク 合格率
2020年 約52% 約66%
2021年 約49% 約63%
2022年 約51% 約65%
2023年 約50% 約64%
2024年 約53% 約67%

出典:技能認定振興協会・日本医療教育財団 公表データを編集部が集計

実務経験の積み方

資格を取っても実務未経験では即戦力として扱われにくいため、最初の1社目は「未経験歓迎・OJT充実」を掲げる中規模以上の法人が安全策です。法人内で複数事業所の請求を一括で行うセンター部門があれば、短期間で多様な事業形態のレセプトを経験できます。

介護事務のキャリアパス

一般的なキャリアパス3段階1〜3年現場実務基礎技術習得資格取得準備4〜7年リーダー職OJT指導チーム運営8年以降管理職/専門職施設長/相談員独立も視野
経験年数に応じたキャリア発展の例(モデルケース)

介護事務はキャリアの天井が低いと誤解されがちですが、実際には複数のキャリアラインが存在します。経験を積めば事業所運営の中核を担うポジションや、本部スタッフへの転身も現実的です。

5年後・10年後

5年程度の実務経験を積むと、レセプト業務を一人で完結できる「専任担当」として事業所内で頼られる存在になります。10年経過すれば複数事業所の請求を統括するエリアマネジャーや、本部経理・コンプライアンス部門への異動が視野に入ります。一般的な昇給ペースは年5,000〜10,000円程度で、役職に就けば年収450万〜500万円に到達するケースも見られます。

年収1,000万を目指すには

介護事務単独で年収1,000万円は現実的ではありませんが、社会保険労務士・税理士・公認会計士などの士業資格と組み合わせれば、介護業界専門のコンサルタントとして独立する道が開けます。実地指導対応や報酬改定対応のスキルは介護法人にとって希少価値が高く、顧問契約ベースで月10万〜30万円の報酬が見込めます。

他資格との組合せ

介護事務に親和性が高い資格は、簿記2級・社労士・医療事務・ファイナンシャルプランナー(FP)・MOS Excel Expertなどです。とくに簿記2級は経理業務全般を任されるきっかけとなり、施設長候補としての道筋が開けます。

介護事務に向いてる人・向いてない人

介護事務は誰にでも合う仕事ではありません。職務特性を理解した上で、自分の適性を客観的に判断することが、長く続けるための第一歩になります。

  • 細かい数字を扱うのが苦にならない人。介護報酬は1単位10〜11.40円の細かい単価で計算されるため、桁を間違えない注意深さが武器になります。
  • ルーティンワークに安心感を覚える人。月次の請求サイクルが固定されているため、決められた手順を着実にこなす姿勢が評価されます。
  • 介護や福祉に社会的意義を感じる人。直接介護はしなくとも、利用者の生活を支える仕事だという誇りを持てる方は適性が高いです。
  • コミュニケーションが穏やかにできる人。家族・行政・ケアマネとの調整が日常的にあり、丁寧な言葉遣いが求められます。
  • 制度変更を学び続けられる人。介護報酬改定は3年に一度あり、その都度新しい単位や加算を覚える学習意欲が必要です。
  • 変化や刺激の多い仕事を求める人。基本的には地味な事務作業が中心で、刺激を求める方には物足りなく感じることがあります。
  • 細かいミスを気にしない人。1件の請求ミスが事業所の収益や監査指摘に直結するため、粗雑な作業はトラブルの元になります。
  • パソコン操作が極端に苦手な人。専用ソフトとExcelを毎日扱うため、最低限のキーボード入力速度と関数知識は必須です。

介護事務の求人を見つけるには

介護事務の求人は介護職員と比べると総数が少なく、人気職種ゆえに応募が集中する傾向があります。だからこそ、求人探しの方法と選び方を工夫することで、優良案件にたどり着く可能性が大きく高まります。

STEP1
希望条件を3つに絞る

「年収」「勤務地」「施設タイプ」など、譲れない条件を3つに絞ります。すべてを満たす求人は稀なため優先順位が重要です。

STEP2
複数の媒体に同時登録

介護専門エージェント2社+ハローワーク+大手転職サイトの併用で、求人の母数を最大化します。

STEP3
面接で必ず処遇改善加算を確認

処遇改善加算の取得状況・分配方法は事業所収益に直結し、給与にも反映されます。面接で必ず質問しましょう。

失敗しない選び方5項目

  1. 処遇改善加算の取得状況:加算IからIVまで何を取得しているか、職員への分配比率はどうかを確認します。
  2. 離職率と平均勤続年数:3年以上の勤続が複数いる事業所は職場環境が安定している指標になります。
  3. レセプトソフトの種類:ワイズマン・カイポケ・ほのぼのNEXTなど、業界標準のソフトを使っているかを確認しましょう。
  4. 残業時間の実態:月初請求時の残業時間が30時間を超えるようなら、人員配置に課題がある可能性があります。
  5. 研修・資格取得支援制度:受験料補助や合格祝い金の有無は、長期的なスキルアップに直結します。

介護転職エージェントの活用

独力で求人サイトを巡回するより、介護業界に特化した転職エージェントを活用するほうが圧倒的に効率的です。エージェントは非公開求人を多数保有しており、職場の人間関係や離職理由といった求人票では分からない内部情報も提供してくれます。年収交渉の代行・面接対策・条件すり合わせまで一貫してサポートしてくれるため、初めての転職でも安心です。利用料は無料で、登録から内定まで平均3〜6週間で進むケースが多く見られます。

よくある質問

Q. 介護事務は本当に未経験から目指せますか?
はい、可能です。介護事務には法定の必須資格がなく、求人の約4割が「未経験歓迎」を掲げています。とはいえ介護報酬請求は専門性が高いため、ユーキャンや三幸福祉カレッジの通信講座で介護事務管理士などの民間資格を取得してから応募すると、書類選考通過率が大きく上がります。学習期間は3〜6か月、費用は3万〜5万円が相場で、コストパフォーマンスは高い投資といえます。
Q. 介護事務と医療事務はどちらが将来性ありますか?
どちらも事務職として安定していますが、介護事務のほうが今後の需要拡大は確実視されています。日本は2025年に団塊世代がすべて後期高齢者となり介護需要がピークに向かいます。介護事業所は今後も増え続ける一方、医療機関の数は減少傾向です。年収面でも介護事務が10〜20万円高い水準にあり、長期的なキャリア形成という観点では介護事務に軍配が上がります。
Q. 介護事務の仕事はAIで無くなりませんか?
単純なデータ入力部分は確かにAIや自動化が進んでいますが、介護事務全体が無くなる可能性は極めて低いと考えられます。介護報酬の解釈・行政との折衝・利用者家族への説明・実地指導対応など、AIでは代替困難な業務が多数あるためです。むしろAIを使いこなせる介護事務は希少価値が高まり、年収アップにつながる可能性のほうが大きいでしょう。
Q. 介護事務はパートでも働けますか?
はい、パート求人も豊富にあります。とくに月初の請求業務時期だけ稼働するスポットパートや、扶養範囲内の週3〜4日勤務など柔軟な働き方が選べます。時給は地域により差がありますが、首都圏で1,200〜1,500円、地方で1,000〜1,200円が中心レンジです。資格があれば時給100〜200円アップも狙えます。子育て中や介護と両立したい方にも適した働き方です。
Q. 介護事務の繁忙期はいつですか?激務ですか?
最大の繁忙期は毎月1日〜10日の介護報酬請求期間です。この時期は残業が発生しやすく、月20〜30時間の残業を見込む事業所もあります。一方で月中はかなり落ち着いており、定時退社が基本です。年に1回の介護保険法改定時(3年に一度)も忙しくなりますが、介護職員の夜勤と比べれば身体的負担ははるかに軽く、激務とまでは言えない働き方が大半です。

執筆者:介護キャリア編集部(介護福祉士・社会福祉士の有資格者を含む編集チーム)

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この記事を書いた人

介護福祉士・ケアマネジャー・看護師・施設長など、現場経験のある執筆者と編集者で構成された編集部です。一次情報と公的データ(厚生労働省・WAM NET・各種白書)を裏取りした上で、現場の体感に近い言葉で記事をまとめています。

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